'99夏の北海道旅行
憧れの美瑛・富良野(7/12)



7/12(月)

5:00 4:00起床。平日とはいえ、美瑛・富良野は相当の人出が予想されるため、 早めに出発。
7:00頃 お義母さんに借りた車はオートマなので、途中ちょっと運転させてもらいました。 オートマとはいえ久しぶりの運転でキンチョー。でも朝早くて車がすくなかったので良かった。
運転していると景色が楽しめない(当然だ)ので、早々に交代。 直後に突然どしゃぶりになったので、交代しておいてラッキーでした。
7:30 富良野着。美瑛・富良野でスタンプラリーをするために観光案内所に行ったら、 まだ開いていませんでした。そりゃそうね・・・
8:20 美瑛着。幸い雨は上がっていました。
さすがにまだ人の少ない「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」 「親子の木」「北西の丘」「マイルドセブンの丘」へ。 なんといってもジャガイモの花がかわいい!
ジャガイモの花の色は大きく白とピンク(紫?)に別れていて、 白はポテトチップスなどの材料になる”農業1号”、ピンクが”男爵”や ”メイクイーン”などなのだそうです。
・・・と、眺めている間にも人が増える増える・・・。さすがトップシーズン。
お気に入りのお店「アトリエぽぷり」で友達へのお土産(トウモロコシの皮で作った人形、 「モエちゃん」)を買い (一昨年、”もうこない!”と思ったけど、でもやっぱりかわいいんだもん)、 最近亡くなった写真家・前田真三のギャラリー「拓真館」で、 カレンダーとポスターを買いました。「拓真館」の近くには「四季の交流館」 というおみやげ物屋さんができていました。駐車場もだいぶ広くなったし、 観光バスもあふれるほどでした。 穴場的ギャラリーだったのに、どんどんメジャーになっているみたい。

ケンとメリーの木 セブンスターの木 親子の木
セブンスターの木 親子の木
マイルドセブンの木 じゃがいも畑
ケンとメリーの木 マイルドセブンの丘 美瑛名物じゃがいも畑

アトリエぽぷり
住所美瑛町新区画
TEL0166-92-4150
営業時間10:00〜17:00
定休日無休(11〜4月は金土日祝日休)
駐車場10台
とうもろこしの葉をつかった人形「ロマンドール」が評判です。

拓真館
住所美瑛町拓進
TEL0166-92-3355
営業時間(5月〜10月)9:00〜17:00
11月〜4月)10:00〜16:00
定休日無休
駐車場80台
旧千代田小学校跡を利用して建てられた、写真家・前田真三氏のフォトギャラリー。 美瑛を中心に、美しい広陵を撮影した写真が常時80点ほど展示されています。

ところで。今回、博志くんが壊れていたのか、たびたび迷言を吐いていました。
博志くん迷言集その一:

北海道名物牧草ロール。いい雰囲気でころがっているのをみて、 「あ、バターロールだ」・・・。
博志くん迷言集その二:
おりしも高校野球の予選の時期。通りすがりの学校で野球をしているのを見て、 「うちの高校はエイトフォーにもなれなかった」 ・・・”ベストエイト”と言いたかったらしい。
11:30 「ケンとメリーの木」のそばにある、軽食喫茶「ファームヒルズ彩(いろどり)」 でおやつ。・・・こんな時間にごはんじゃなくおやつなのは、 この後にお楽しみが控えているからなんですね・・・ふふふ。
3年前とはメニューもだいぶ変わっていました。 わたしは自家製ケーキとハーブティ(カモミール、ペパーミント・・・)、 博志くんはポテトワッフルとアイスコーヒーを注文。 シフォン風のケーキはわりとしっとりしていておいしかった!  けしの実が入っているので、口の中でぷちぷちするのも楽しい。 ポテトワッフルも香ばしくておいしかった。 ハーブのブレンドティがいくつも用意されていて、それぞれ説明も書いてあるので、 選ぶのが楽しいです。
一日数食限定の「いろどり定食」はしばらくお休みのようでした。

彩 ポテトワッフル(奥)と
自家製ケーキ(手前)

ファームヒルズ彩(いろどり)
住所美瑛町北瑛第一
TEL0166-92-1467
営業時間11:00〜17:00
定休日
駐車場あり
ケンとメリーの木の近く。自宅を開放しているので、靴を脱いではいる喫茶店。 11種類あるハーブティが人気です。

12:30 昨年、PUFFYのドラマで使用された2本の木が、「パフィーの木」 となって名所化してました。とはいってもまだまだマイナー。 おまけに他の見所とはだいぶ離れたところになるので、他に観光客はいませんでした。 う〜ん、美瑛の木々は絵になりますね〜。

このあと、某マップルに”穴場”として紹介されていたキガラシ畑 (ほんとに通りすがり)、同じくちょっとマイナーな「クリスマスツリーの木」 (ちょっとこの名前、くどいよね・・・)などを観光し、 ついでに一昨年泊まったペンションの近くにあるロールくん(牧草ロールで作った人形) に会いに行って、美瑛を後にしました。

パフィーの木 キガラシ畑
パフィーの木 通りすがりのキガラシ畑
クリスマスツリーの木 ロールくん
クリスマスツリーの木 ロールくん

13:30 ご飯をたべに富良野に向かうことになりましたが、何度も通っている国道はもう飽きた、 ということで、白金街道経由で十勝岳ルートへ。白金街道は白樺並木で、 とてもいい感じなのです。「ビルケの森」というかわいらしい建物の観光案内施設もあり、 ドライブルートにおススメ。お天気がよければ、白金街道の先にある 「白金模範牧場」という広大な牧場に行きたかったのですが、 あまり景色がきれいに見える天気ではなかったので、すぐ十勝岳に向かってしまいました。
十勝岳の頂上付近はもともとスキー場だったのが、だいぶ前に噴火して、 スキー場は溶岩に埋もれてしまったそうです。博志くんが子供の頃、 遠足で来たときにはまだ壊れたリフトが放置されていたとか。 今は溶岩石がごろごろしているものの、だいぶ整備されたようでした。

博志くん迷言集その三:

十勝岳の噴火の話をしてくれるのに、「十勝岳が爆発して・・・」 ・・・確かに間違っちゃいないけど・・・
博志くん迷言集その四:
手持ちの現金が少なくなってきたので、「お金おろそうかな〜」と言ったら、 「今日の家賃は大丈夫なの?」・・・”宿代”でしょうね。
14:40 十勝岳なんて遠回りしていたのでこんな時間になってしまいましたが、 とても楽しみにしていたおひるごはん。以前来てすっかり気に入ってしまった、 富良野の「唯我独尊」でカレーを食べました。
博志くんはチキンカレー(\690)、 わたしはでっかいソーセージののった一番人気のソーセージカレー(\1,000)。 それと別にソーセージ盛り合わせ(\670)。
ここのカレーは辛いのよ〜(T-T) でもとってもおいしいの。 北海道だから当然クーラーなんてないので、暑い中、辛さで汗だくになりながら食べました。 う〜ん、おいしかった!
料理を待っているとき、ふと外から仔猫の声が・・・ テラスに出てみると、隣り合った売店の屋根の端で、 仔猫が鳴いてました。どうも屋根から降りられなくなったみたい・・・(^-^;;; 下の方を見ると、ドラム缶の上で母猫らしい猫が心配げに見上げていました。 私に気がつくと、母猫は一度姿を消したのですが、再び現れて、ぽんぽんぽ〜ん、 と屋根まで駆け上がり、仔猫と再会してました。なんかかわいかった〜(*^-^*)

唯我独尊 チキンカレー(奥)と
ソーセージカレー

汗だくのごはんが終わり、店を立ち去ろうとすると、 ふと向かいのアイスクリームショップの広告が・・・。それもコーンが手焼きとのこと。 これは試さないと! ということで、アイスクリームショップ「ファンタジー」 の手焼きコーンはおいしかったです。アイスは・・・普通かな。

唯我独尊
住所富良野市日の出町11-8
富良野駅から徒歩3分
TEL0167-23-4784
営業時間11:00〜21:00
定休日月(夏期は不定休)
32(ベランダがオープンしていると48席)
駐車場10台
桜の木で燻した自家製ソーセージと、仕込みに3日、ルーに1日かけて仕上げたカレーが自慢。

15:30 新富良野プリンスホテルの「ニングルテラス」へ。ここも毎回訪れますが、 規模が大きくなって、お店がけっこう増えていた!
ニングルテラスは倉本聡氏プロデュースの、 自然の素材をつかった手作り製品を売るお店が、森の中にたくさん並んでいるのです。 ”ニングル”は森の妖精で、ニングルテラスにはニングルのおうちがあったのですが、 設立直後の3年前と比べたら、無惨に朽ち果てていました・・・ちょっと悲しい・・・。
17:20 本日の宿、上富良野のペンション「じょう舎(じょうや)」に到着。 国道からだいぶ丘の中(だって、右も左も丘だらけなんだもん)に入り込んだところにあって、 たどりつくまで不安でした・・・。もうそろそろかな〜?ってところで、 ふと車窓に丘の上にポツンと建ったちいさな家が。
「あんな感じの(丘の上に立つ)家に住みたいなぁ」と博志くんが言っていたら、 丘を回り込んでみればそれが「じょう舎」でした(^-^;;;
ホントに丘のてっぺんにあって、周りはジャガイモや麦のいろとりどりの畑。 余計な音は一切しないし、景色もサイコーで、シチュエーションは大満足!

じょう舎 じょう舎
丘の上のペンション じゃがいも畑の向こう

ペンション じょう舎
住所上富良野町西7線北26
TEL0167-45-3267
CI/CO15:00/10:00
料金1泊2食\6,700
部屋数6室
無農薬の自家栽培野菜の和洋折衷料理や、天然酵母の手作りパンが女性に人気。 浴室はオールヒバ造り。全館禁煙。

18:00 ペンションの周りをひとしきり探検した後で、お風呂へ。 6人くらい入れそうな広々とした青森ひばの浴槽で、大きな窓から見える景色も最高!
・・・って、さっき探検していた庭がすぐそこに(^-^;;; 外から覗こうと思えばカンタンに覗けちゃうお風呂でした。 「気になる方はスタッフへ」って書いてあったけど、 目隠し用の簀の子が外に用意されていました。んーでもせっかくの景色。 まだまだ明るかったけど、景色を眺めながらゆったりと浸かっていました。
18:30 お待ちかねの夕ごはん。このペンションは、自家製の野菜を使った、 女性向けのヘルシーな折衷料理で評判なんだそうです。 メニューは、
・鮭のとろろのせ ・ジャーマンポテト ・牛しゃぶサラダ
・ズッキーニの味噌和え ・じゃがいもだんごのみそ汁 ・ごはん
という感じ。じゃがだんごはジャガイモをすりおろして、 じゃがいものでんぷんだけでだんごにしたもの。もちもちっとしておいしかった。 見た感じシンプルで、ちょっと足りなそう?とおもいましたが、 結構おなかいっぱいになりました。
食事中は、オーナーが観光案内をしてくれました。富良野らしく、 ラベンダー鑑賞ポイントもゲット。早朝、観光客が来る前に見に行くのがいい、 とアドバイスも。

ゆうごはん ゆうごはん

19:30 夕ごはんの後は各自思い思いに散歩したり、リビングでくつろいだり。 我々も夕暮れを見に外へ。 何層ものジャガイモ畑の向こうに広がる夕焼けはキレイでした。 ちょっと雲が厚かったのが残念・・・。
ペンションは禁煙だったので、駐車場でホタル族する男性の姿もありました。
その後、食堂で明日の予定を立てた後、早めに就寝・・・だってあした早いもんね。



「'99夏の北海道旅行」